メガネ

眼だけはよかった。昔から視力だけはよかったのだ。
ところが最近、映画の字幕やTVの文字が見づらくなってきたし、信号の矢印がどっちをさしているか分からなくなってきた。危険である。

少し前に美術館に行った時、何気なしに嫁のメガネを借りて絵を見て愕然とした。
何だ、この鮮明な視界は・・・。今まで見ていた世界は一体何だったんだ!
そこで初めて、自分の視力が落ちていることを自覚した。
そんな時、タイミングよく「眼鏡市場」の広告が入った。
しかも3000円割引。

pc260801


ご存知のように「眼鏡市場」は、ヨン様のコマーシャルででおなじみの18900円均一の店である。
早速行ってみた。

店内にはたくさんのフレームが並んでいる。
ただし、眼鏡市場のHPにあるフレームが全て揃っているわけではないようだ。店にあるフレームから選ぶわけだが、それでも種類が多すぎて選ぶのに苦労した。
職場ではかけないつもりなので、思い切ってカジュアルなデザインのものを選んだ。

眼科の処方箋を持って行ったので、手続きはすぐに済み、1時間後に受け取ることになった。

pc260800


一度メガネをかけてしまうと、外してTVを観るのがきつい。
何だか視力がどんどん悪くなっていくように感じる。
それが怖くて、極力かけずに過ごしている。
TVや映画を観る時と、夜に車を運転する時だけかけるようにしている。

メガネをかけるようになって思うことは、人間の目というのは何と素晴らしい機能を持っているのだろうということだ。
近くも遠くも自由自在にピンボケせずに見ることができる。恥ずかしながら失って初めてその大切さに気付いた。

人間というものは哀れな生き物で、失って初めてその大切さに気付くのである。
毎日気にもかけない、当たり前のように自分の身の回りにあるものが、実はかけがえのない大切なものなのだ。
しかしそれに気付くには、結構長く生きる必要がある。
そして気付いた時には手遅れな場合が多い。
嗚呼、人生不可解なり。

pc260803

男の無駄遣い