水草水槽 2013.05

淡水水槽の最後の生き残りだった「ブルットちゃん」がとうとう亡くなり、水槽が空いた。我が家に来て10年以上は経っているから大往生である。
ブルットちゃんはブルドッグキャットというナマズの仲間で、他の魚を入れると全部食べてしまうため、ずっと単独飼育を余儀なくされていたのだ。死んでしまったのは悲しいが、 ブルットちゃんの棲家だったシェルターを墓石にして庭に葬った。ブルットちゃん長い間ありがとう。しばらくは水槽をほったらかしにしていたが、以前からチャレンジしたかった水草水槽を立ち上げることにした。
というわけで今回の無駄遣いは「水草水槽」である。古い水槽は水漏れが心配だったので、予備に買っていたものを使うこととして、それ以外で必要なものを、いつも水槽関係のものを買っているチャームで少しずつ買い揃えることにした。
まずはろ過装置として、エーハイムのエココンフォート2234を購入した。これは静かで故障もなく、メンテナンスも簡単で、海水水槽で使用してその信頼性は実証済みだ。p4270337


次はレギュレーター。これは今回のポイントの一つだ。

水草水槽といえばCO2、即ち二酸化炭素の添加が重要だ。
水草はCO2を添加しなくても育つが、きれいに育てるためにはやはり必須だ。CO2は光合成に必要なのはもちろん、水質にも大きな影響を及ぼす。むしろ後者の理由方が大きいかもしれない。
と、いろいろ書いたが、実は一度CO2を水槽に添加してみたかっただけなのだ。
水槽にCO2を添加しています」。この響きがたまらない(変態か)。
レギュレーターは、高圧でボンベに詰められたCO2を減圧して取り出す装置だ。
金額はかなり高額で、今回の中で最高額だ。
しかし、これがなくては始まらない。

p3310325


次はヒーターだ。
水草にもよるが、熱帯魚もいっしょに入れるとなると、水温は25度前後に保つ必要がある。
夏には必要ないが、水温の低い時期にはこのヒーターが必要となる。
水槽内で目立ちにくい「ブラック管」と書いてあったので買ってみたが、水槽に入れて作動させると、熱のせいなのか「薄いグレー」に変色してしまい、その効果はあまりない。
まあ、真っ白よりましと思うしかない。水槽の管理では、水温を上げるよりも下げることの方がはるかに難しい。下げるためには水槽用のクーラーが最も効果的だが、高価だし、排熱や騒音の問題があってなかなか敷居が高い。
真夏になると水温が32℃くらいになることもしばしばで、ファンで水面に風を送り、気化熱で水温を下げるくらいしか今のところ対策がない。
この方法では下がっても2~3℃だが、しないよりはましだ。
あとは、室内のエアコンで対応するしかない。p3310322


次は上段右から、バブルカウンター、CO2ボンベ、CO2ストーンで、下にあるのが電磁弁である。

バブルカウンターはCO2の添加量を見るためのもので、泡の出るスピードでその量を見る。一般に1秒に何滴とかというように表現される。

CO2ボンベは文字通り、高圧のCO2が充填されたボンベで、これには74g入っており、使い捨てである。

CO2ストーンは、CO2を効率よく水中に溶かし込むためのもの。
CO2を非常に細かい気泡にして表面積を増やし、より溶けやすくするためものだが、視覚的な効果もある。

そして、いよいよ電磁弁である。

p4210327


さて、電磁弁は何をするものかというと、CO2の添加、不添加を自動化するための道具である。これも今回のポイントの一つだ。

レギュレーターとボンベがあれば、とりあえずCO2の添加は出来る。
しかし24時間添加しっ放しというわけにはいかず、通常は照明が点いて水草の光合成が行われている時に添加し、照明が消えている時には添加しない。これを毎日決まった時間に手動で行うのは結構大変だ。そこでこの電磁弁が登場する。
電磁弁は電磁石の原理で、通電時に弁が開く仕組みになっている。
レギュレーターからのCO2を電磁弁経由で水槽に送るようにして、電磁弁をタイマーで制御すれば、CO2の「自動添加装置」の完成だ。
通常は照明の点滅をタイマーで行うので、そこに電磁弁をつなげばよい。
電磁弁もなかなか高価で、レギュレーターの次に高い。

p4210330


まだまだ続いて、黒いチューブは耐圧チューブ、その左側は水草を植えるためのピンセット、その右側の小さい箱は、ピンセットの先に付けて水草のトリミングに使うハサミ、ピンセットの右側上がボンベ台、その下がエアチューブ、そのチューブとピンセットの間にあるのが逆止弁(見えにくくてすみません)である。

耐圧チューブは、レギュレーターから逆止弁までに使用し、そこから先(水槽内のCO2ストーンまで)はエアチューブを使う。

逆止弁は、電磁弁より水槽側に取り付けて、CO2不添加時の水の逆流から電磁弁を守る。100円ちょいの安価なものだが、大変重要で、これが無いと水の逆流で電磁弁が故障する。

p5030338


さて道具が揃ったら、あとは水草を植えるだけだ。

予め買っておいた「ソイル」を水槽に敷き詰めた。
ソイルとは文字通り「土」のことだが、この場合は水草用に作られた、肥料等を含んだ粒状の底床材のことを指す。これを使えばしばらくはPHや肥料のことを気にせず、初心者でも比較的簡単に水草を育てられる。欠点は長期間の連続使用ができないことだ。1年ほど使うと入れ替えが必要になる。
今回は実験的な所もあるので「ソイル」を使用することにした。

さて肝心の水草だが、何にしようかと散々悩んだ末、「グロッソスティグマ」に決めた。理由は、成長が早く、比較的育てやすいからだ。
この水草は、巧く育てば、横に這うようにどんどん増えていき、緑の絨毯のようになる。そうなれば成功だ。
前述したとおり今回は実験的な意味もあるので、いろんな種類を植えたいところをグッと我慢して、グロッソスティグマオンリーでいくことにした。コンセプトは「水中の草原」だ。


チャームから届いた水草は思ったほど状態が良くなかった。右の写真のようなものが届くのだが、写真ほど葉が大きくなく貧弱だった。
ぼやいても仕方ないので、植える準備にかかった。。絡まった水草を1本1本ほぐし、植えやすい状態にカットして、水を1/3ほど入れた水槽にピンセットで1本ずつ植えていく。
地道な作業だが楽しい。
しかし初めてのことなので、水槽のセッティングから植え終わりまで、ほぼ丸1日かかってしまった。
79224-1


植え終わって水を満たした直後が右の写真だ。

見た目は「ほんとにこれで大丈夫かな」という感じになっている。
まるでカラスに食い荒らされた後の畑のような有様だ。
しかし、ネットでいろいろ調べると、スカスカに植えたほうが巧くいくようなので、それを信じることにした。

それでは早速フィルターのポンプを作動させよう。
「ガガガガ、ガガガガ」。
何度やってみても水を吸い込まない。おかしい。不良品か。
まさかと思いながらパイプの接続をチェックすると、何と排水と吸水のパイプを逆につないでいた(泣)。
つなぎ直して無事水が循環しだした。

p5040339 p5040342


 次はいよいよCO2の添加だ。

レギュレーターを開き、電磁弁の電源を入れる。
「カチッ」という音がして、電磁弁が作動した。
さあいよいよ添加開始か。ドキドキしながらCO2ストーンを見つめる。
ん? 出てこない。なんでや。

パニック状態で原因を考えていたその時、
しゅわわわわぁ~
出た、出ました! ついにやりました! CO2添加の瞬間です。
これで目的を達成したも同然です(ちがうちがう)。

p5190452


 さあこの後、果たしてコンセプトどおり「水中の草原」は出来上がるのか。
それともいつものように、途中で飽きてほったらかしになるのか。

乞うご期待!p5040347

 男の無駄遣い
 チャームで水草を始めよう!